2人予約、ゴルフ旅行、レベルアップ、ラウンドレッスン、ゴルフ場デビューならペアゴルフクラブ

 

 

 

 プリンスヴィルリゾート

 

チェックインの15時まではまだ3時間あるので、リゾート内のショッピングエリアへ。

まずは雰囲気の良いレストランに入り昼食、小食の2人なのでいつものようにハンバーガーをシェアし妻はビールで私はアイスティー。

大体の場合はてんこ盛りのポテトが付くのでこれで我々は十分です。

以前カパルアベイホテルのプールサイドレストランで半分に切ってくれるスプリットを知り、

食べやすいのでオーダー時ウェイターによく頼んでいましたが、

手間賃を3ドル程度取られることに気づき、最近は聞かれてもバカらしいのでノーと答えます。

アメリカで食べるハンバーガーは憎いほど実に美味しい。汁が溢れ出すボリューミーなビーフと濃厚チーズ、あくどさを和らげる生野菜とピクルス。

そして、天才的なほどクリスピーな揚げ方のポテトフライ、隣の席の小柄な年配のご婦人達は1人1皿ぺろりと平らげる。

アメリカの誇れる食文化には脱帽です。

フードランドで4日分の買い出し、今回のコンドミニアムはバーベキューグリルが共用のプールサイドにあり毎晩使用するので、

飽きないように肉はビーフとチキン、ハワイではポピュラーな白身の高級魚マヒマヒ(シーラ)、あとアメリカでは比較的安いタラバガニ。

野菜はパプリカとタマネギ、ジャガイモ、ズッキーニにコーン。バーベキューにハマって4、5回目ですがだいぶ手馴れてきました。

アメリカに来たらバカみたいに飲むバドワイザーは30缶、あとはゴルフコースで飲むコーラ24缶とグアバジュース6缶で完璧です。

高級ホテルのセントレジスに続くメインストリートを進むと、10年前には無かったウェスティンなどのコンドミニアム群がゴルフコース脇に数多く建ち、

メインランドの好景気を背景にしたハワイの他島のリゾート地で見られる開発が、ローカルのここカウアイにも及んでいる事を実感しました。

宿泊先のエマラニコーストに到着。2階建ての建物が5、6棟あり、1棟には8戸の2ベッドルーム。築年数が浅そうな綺麗な分譲コンドです。

エマラニはカラカウア4世の妃エマの愛称で、カウアイにゆかりがあり島民から愛されていたので、

毎年10月にコケエ州立パークでエマラニ・フェスティバルというフラの祭典が行われています。

プリンスヴィルの地名も、カラカウア4世がエマと息子・アルバート王子の3人でたびたびノースショアのこの地で休暇を過ごしたので、

プリンスヴィル男爵領(王子の都市)と改名しました。

このようにハワイの地名、道路名、ホテル名などには王族から由来されるものが多く調べると面白いです。

我々の部屋は2階で、広々とした清潔そうな明るいリビングと海が遠めながら見えるラナイは、サイトで確認した通りでパーフェクト。

分譲コンドのバケーションレンタルは2ベッドルームが多く、うちは仲が良いので1部屋無駄にはなりますが、

バスルームとトイレが2つづつあるのはなにかと便利で多少料金が高いですがいつもチョイスしています。

毎回ハワイ到着日は時差ボケの防止にゴルフをしますが、最近歳のせいかびっしりとゴルフの予定を入れずビールを持ってラナイへ。

いつもながら妻の選ぶアコモはハズレがなく、ゴルフコースと海、そよ風に揺れるヤシを眺めながらのんびり出来る最高のコンドミニアムでした。

日本から持ってきた柿ピーを目当てにハワイでよく見かける赤い頭が可愛いレッド・クレステッド・カーディナルがお出迎え。

首をくねらす仕草が愛嬌があり見ていると飽きません、こんな良い所に暮らしていてきっと幸せなんでしょう。

さて、プリンスヴィルに来たらまずはバリハイの景色を見なくてはいけません。

バリハイとは1957年公開されたミュージカル映画南太平洋で登場した幻の島の名称で、

太古の自然を感じさせるハナレイ湾辺りはカウアイを象徴する風景として有名になりました。

8番ホール脇を歩きティーインググラウンドへ着くと、雄大なバリハイの山々や絶景の海が眼下に広がり楽園そのもの。

「やっぱりカウアイにして良かったね!」と妻がつぶやき、選んだ側としては肩の荷が下りたような気分でほっとしました。

カウアイではサウスショアのポイプは晴天率が高くいつ行ってもピーカン、しかし険しい山々がつらなうノースショアは雨が多く晴れているのは稀。

この日も厚い雲に覆われていましたが、せっかく来たので4泊のうち一度は、

バリハイの山々の脇へと沈んでいく素晴らしいサンセットが見たいものです。

 

 

 

 

 

 カウアイ2日目

 

5時に起床し、コーヒーを持ってラナイへ。

サンライズは6時で月も輝き辺りはまだ暗く肌寒いですが、小鳥が囁き始め徐々に夜が明けてきます。

心地良い海風にあたり、大自然の景色をぼんやり眺めながら飲むコーヒーは実に美味しい。

一応目覚ましをかけますが旅行時は心が弾んでいるので、自然に任せるとだいぶ早く起きてしまいいつもこの時間です。

残念ながら、サンセット同様厚い雲に覆われて楽しみのサンライズも明日以降にお預けですが日が昇る地点はしっかりとチェック。

6時になり妻も起きて来て、しばらく一緒にラナイで寛いでから着替えて車で2、3分のマカイゴルフクラブへ。

予約なしのチェックインは、意外にも大きなコンペが入っていてINから。でも、レンジで軽く打ちすぐに2サムでスタート出来ました。

前回ラウンドしたのは11年前。当時はオーシャン、レイク、ウッズの各9ホール計27ホールのコースでした。

2009年セントレジスに経営が変わり、オペレーションはメインランドで多くのコースを管理するツルーンゴルフ。

ハワイのコースではもう一つカパルアもそうで、カードを作ればプレーするごとにポイントが貯まり無料プレーが楽しめます。

景観やコースレイアウトがイマイチのウッズがビギナー用コースになり、オーシャンがOUTでレイクがINの18ホールにして再オープン。

設計はハワイのコースを最も多く設計しているロバート・トレント・ジョーンズ・ジュニア、全10コースを設計しここが一番初めに手掛けたコースです。

カウアイ島では、すぐ隣にあるプリンスコースとポイプベイゴルフコース、そしてキアフナゴルフクラブがそうですが、

これほど多くハワイのコース設計しているのに、旅行者が大勢訪れるオアフ島がないのは不思議な気がします。

INは旧名通り池が多く絡むフラットな林間コースで、コース改修とコンドミニアムが増えて景観がだいぶ変わり初コースでプレーをしているよう。

12番から14番はシーサイドになり、13番パー3ではすぐ脇に建つウェスティンのコンドでプレーを見ている上品なご夫婦が声援を贈ってくれました。

こんな良い場所のコンドを買えるなんて羨ましい限り、リタイヤしていそうな年齢なのですでにこちらで生活をされているのでしょう。

コースコンディションはリゾートコースらしく手入れが行き届きパーフェクト、以前多かったニワトリとは1羽も遭遇せず代わりにハワイの州鳥で、

絶滅が危惧され保護されているネネが多くコースに棲みつきハワイムード満点です。

そしてOUTは絶景が続くシーサイドコース、特にバリハイに向かって打ち下ろす3番パー3や海越えの7番パー3は印象深いホールです。

ゴルフ旅行の時は毎回6ラウンド以上しますが、我々は初日のスコアが一番良いことが多く私は39・43の82、妻は43・42の85。

アベレージ以上の快心ラウンドでしたが、これから段々と足腰に疲労がたまり悲しいスコアになっていきます。

そのため1日2ラウンドプレーをなくし、3日ラウンドしたら翌日はプレーなしにして、できるだけ万全の体調でゴルフに臨むように心がけています。

 

 

午後はハナレイ方面へドライブ。クヒオハイウェイの終点の手前にある、以前行った観光名所のケーブ(洞窟)を目指すことにしよう。

数か所あるケーブの一つマニニホロドライケーブには、カウアイ島に昔住んでいたと言われる小人族メネフネが、

獲った魚を悪霊に盗まれそうになり捕えてこの洞窟に閉じ込めたという伝説があります。

メネフネ伝説はいろいろあり、メネフネが一晩で造った養魚場の話しや仲良しだった巨人のプニがスリーピングジャイアントになってしまった話しなど、

少し間抜けで笑えるエピソードがカウアイ各地に残っていますので調べてみると面白いです。

リゾートを出て坂を下るとハワイの原風景タロイモ畑が見えてきます。ビュースポットがありメインランドから来た観光客が景色に感動していますが、

日本の田園風景に似ているので私達が見てもそれ程ではないでしょう。

タロイモ畑を通過してハナレイ橋を渡るとローカル感溢れるハナレイタウンが現れます。

沿道にはロコご用達のレストランや土産物ショップ、そしてビーチパークには海に突き出た有名な長い桟橋があるのでぜひ立ち寄りたいスポットです。

街を抜けると山裾を走る険しい道になります。この日は天候が悪く、空は厚い雨雲に覆われ時折激しいスコールがあり、

洞窟の少し手前まで進みましたが、降水量が多くなると橋が閉鎖されコンドに戻れない可能性があるので引き返しハナレイビーチパークの桟橋へ。

土曜日なので大勢のロコ達がビーチで寛いでいて楽しそう。年中こういう暮らしが出来るのはハワイの素晴らしい所です。

ハナレイ湾の美しい景色に溶け込むレトロなデザインの桟橋の突端にあるベンチで一休み。

子供たちが桟橋からダイブして気持ち良さそう、私も童心に帰って一緒に飛び込みたい気分になりました。

帰りにドルフィンレストランの裏手にあるフィッシュマーケットで、定番のアヒポキと海苔でアヒとクラブ(カニ)を一緒に巻いたドルフィンロールを購入。

川に面したオープンテラスで昼食するのもよし、酒のつまみを買うのもよし、の毎回立ち寄りたい貴重なお店です。

 

 

コンドに戻りラナイで買ったアヒポキをつまみにビールで一杯。ハワイのアヒ(マグロ)は冷凍ではないので水っぽさがなく最高にビールが進みます。

他にハワイでお馴染の魚の、マヒマヒ(シーラ)、オパカパカ(ヒメダイ)、オノ(サワラ)なども新鮮でどれも美味しい。

アルコールも入りウトウト2時間のんびりした後、食材を軽く調理してプールサイドでバーベキュー。

人が良さそうなガッチリとした体格のお父さんが2つあるグリルで調理中、やはりバーベキューは男の仕事です。

「もうすぐ終わるよ!」と手早く料理を皿に取り清掃、大体のアメリカ人は焼くだけで部屋に持ち帰って食べるのでグリル前のテーブルには我々だけ。

プールエリアは良く整備されていて南国の綺麗な植物に囲まれた空間は心地良く、ビール片手に気ままに焼いて楽しい夕食になりました。

そして、ふたたびサンセットを見るために8番ティーインググラウンドへ行くと、大勢のネネ達がすでにスタンバイ。

皆がサンセット方面を眺めている光景は自然の神秘さを感じ感動、しかし厚い雲に覆われてこの日も見られず。

 

 

 

 カウアイ3日目