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 カウアイ3日目

 

今朝も5時に起床しラナイへ、しかし完全な曇り空でサンライズはまたお預け。

起きてきた妻が空を見上げて「プリンスヴィルはホント晴れないね」とつぶやき2人苦笑い。

サンライズを見ないなら早くゴルフに行こうと、晩に妻が作ってくれたおにぎりとゆで卵、クーラーにコーラとグアバジュースを手早く詰め込み出発。

コースに巡回するスナックカートでサンドイッチやスパムむすびを購入するのも良いけど、コースで食べるおにぎりとコーラはベストマッチング。

旅行費用の節約と慣れないものを食べるとすぐ体調が悪くなる私を案じる妻の手間にいつも感謝しています。

今日のゴルフはプリンスヴィル・プリンスコース、私がカウアイで最も好きなコースなのでテンションが上がります。

アメリカ・ゴルフダイジェストマガジンの2014年グレイテストパブリックゴルフコースランキングで22位。

ハワイ州では他に、19位のカパルア・プランテーションコース、31位マウナケアゴルフコース、33位チャレンジアットマネレ、

80位マカイゴルフクラブ、82位コオラウゴルフクラブ、85位タートルベイ・パーマーコース、91位ポイプベイゴルフコース、

93位ワイレアリゾート・ゴールドコースの9コースがランクインしています。

いかにハワイ州のゴルフコースがアメリカの人々を魅了する優れたコースが多いのかがお分かり頂けるでしょう。

山を何個分使ったか分からないほどの広大な敷地に展開するこのコースはとにかくダイナミック。

自然の地形を活かした激しいアップダウンや多くの谷越えショットを要求するコースレイアウトは、ビギナーのゴルファーには到底手に負えません。

昨日ラウンドしたマカイゴルフクラブは比較的フラットで誰もがエンジョイプレー出来ますが、同じコース設計家なのにここは大違いです。

しかし、カウアイらしい熱帯雨林のジャングルのチャレンジングな各ホールを果敢に攻める醍醐味は格別でワクワクします。

ハワイでも5本の指に入る全面ガラス張りの超豪華なクラブハウスに入りチェックインを済ませて外に出ると、

高台に位置するため展望台の様にカウアイらしい雄大な自然がパノラマ状に広がり圧巻の光景です。

ここでは3回ラウンドしましたが90を切っていないので気合十分、レンジでたっぷり調整して2サムでスタート。

1番は打ち下ろしで250Y先は池、フェアウェイも狭くセカンドショットが池越えになるパー4です。

2人ともティーショットはフェアウェイ、妻はセカンドを刻みスリーオン2パットのボギー。

私はウェットなライで噛み気味のためわずかに届かず池に入れ、4オン2パットの冴えないダブルボギーでスタートからつまずきました。

2番は220Y先で谷越えになり、そこから打ち上げになるパー5。

2人ボギーで切り抜けましたが、この2ホールが前半の難関でスコアとやる気を左右します。

6番ホールに来るとグリーン奥に海が見え、7番パー3の脇は美しい海岸線でとても贅沢な気分が味わえます。

OUTは私44、妻は45でまずまずのスコア。INはバラエティーに富んだ印象的なホールが続きます。

10番はサードショットが谷越えになる戦略的なパー5。トリッキーなレイアウトで傾斜もきつく欲張るとスコアを崩しやすいので注意。

12番は高低差があり狭いフェアウェイへ豪快に打ち下ろすプレッシャーのかかるパー4.。ここからの海の景色も素晴らしい。

13番はティーショットが打ち上げになり220Y地点にクリークが横切るパー4で、グリーン奥には自然の滝があり絵になるホールです。

そして、15番は2つの谷越えがあるパー5。プリンスコースを象徴するダイナミックなホールで、プレーヤーの勇気が試されます。

パー3は3つが谷越えになっていて、リゾートコースらしくないサディスティックな所もこのコースの魅力。

INは13番、15番でクリークと谷に入れダブルボギーにして47でトータル91と残念なスコア、妻は45のトータル90で満足そうでした。

数年前に半年間クローズしてコース改修をしたそうで各ホールのヤーデージが変わり、コースも荒れたところがなくなりコンディションはパーフェクト。

係員がカートでパイナップルを配りに来るサービスもあり、マカイやカウアイラグーンズが良くなったので努力をしているのが分かります。

やはりここはカパルア・プランテーションコースと並びハワイを代表する雄大で戦略的な素晴らしいコースで、カウアイに来たらマストプレーです。

 

 

プレー後はコンドに戻り、日本から持参したトマトソースのパスタとビールでランチ。

レトルトのパスタソースとカレーは定番で、手軽に日本食が食べられるので軽く食べたい時に重宝しています。

ハワイ好きの友人は毎回ソーメンを持っていくそうですが、私的には天ぷらなどのおかずがないとちょっと寂しいかな。

ビールとプレーの疲れで眠くなりラナイでしばらく昼寝をして、このまま1日を終わらすのは勿体ないので散歩がてら歩いて10分のセントレジスへ。

以前はサントリーなどの日本企業が出資していたので、寿司、刺身、天ぷらなど日本食メニューが充実していましたが今はどうなんだろう。

2003年に宿泊した時、大理石が敷き詰められた豪華なバスルームからスイッチひとつで曇りガラスがクリアガラスに変わり

バリハイの景色を眺められる自慢のプライベートウィンドウにはビックリ。

我々は恥ずかしいので曇りガラスのままで入浴しましたが、経営が変わりリノベーションした現在もホームページで確認したら健在のようです。

ここはハナレイ湾の断崖に建つホテルで、エレベーターを下ると絶景のビーチとプールがあり1日バリハイを眺めながら過ごせます。

ただ、このホテルの部屋には我々の愛するラナイがなく非常に残念。なぜ作らなかったんだろう、ハワイNO.1の景色なのに勿体ない。

ロビー階にあるセントレジスバーの外からも景色が楽しめますが、この日は靄に包まれ何も見えず風が強く肌寒いので屋内のソファー席で休憩。

私はパイナップルカクテル、妻は大好きなラバーフローをオーダーし、今回の旅行では味わえない豪華ホテルの雰囲気を暫し楽しみました。

カウアイ最終日の朝は、宿泊した時に最も感動した美しい景色が見られるバーラウンジの下の階にあるマカナテラスで朝食をとる予定にしています。

 

 

 

 

 

 カウアイ4日目

 

5時に起床しラナイへ、今朝は雲がないクリアな空で待ちに待った快晴です。

あまりの嬉しさに少し早いですが妻を起こして、コンドに置いてある折り畳みチェアを持ち出し2人心を弾ませすぐ脇のグリーンへ。

さっそくゴルフコースでのサンライズ撮影会の始まりです。ゴルフコースのサンライズとサンセットは実に美しい。

2011年にフロリダのベイヒルロッジで宿泊をした時、時間に余裕があり朝夕18番ホールのグリーン脇でぼんやりとコースを眺めていると、

長い日差しがコースを照らし木々やコースの起伏で日蔭と日向のコントラストが出来、何とも言えない幻想的な雰囲気を醸し出す。

それが時間とともに変化し、プレーの時には見られない色々な表情を魅せられて2人感激。

それ以来、出来る限りゴルフコース脇のコンドに宿泊し、この撮影会をするのが旅の楽しみになっています。

私は普通のデジカメで妻はソニーのイチデジ、それぞれ撮った写真を見せ合いアドバイスを送りながら自慢のベストショットを狙う。

一面緑に囲まれた大地、澄みきったひんやりとする空気、心地良い小鳥の囀り、その中で繰り広げられる

日の出前の空の美しさ、目を刺激する眩しい太陽、そして日差しに照らされて浮かび上がるグリーン。

やっと味わえた1時間の至福のひとときでした。ゴルフをしない方でもこの素晴らしい光景は、きっと気にいってもらえることでしょう。

 

 

今日のゴルフはカウアイラグーズゴルフクラブ。

リフェ空港のすぐ脇、高級ホテルのカウアイマリオットに隣接しナウィリウィリ湾に面したゴルフコースです。

以前は日本企業の信和グループがマウイ島のワイレアゴルフクラブとともにコースを所有していて、

海岸線に展開するキエレコースと内陸部にあり全体的にフラットで易しいモキハナコースの2コースがありました。

アメリカの同時多発テロやリーマンショックの影響で観光客が減り、運営会社の変更やコース改修など紆余曲折を経て、

現在はモキハナコースをクローズしてキエレコースのみで営業しています。

クラブハウスはアメリカ人好みのゴージャスな雰囲気が漂いリゾート気分を演出。

コースはジャックニクラス設計、OUTは丘陵地で渓谷やジャングルを進み、INはシーサイドとメリハリが効いていて、

ニクラスらしいトラップを配した戦略的なコースレイアウトはプレーヤーを悩ませます。

景色もカウアイの大自然を味わえ美しく、良く整備されたコース内には花が咲き乱れ素晴らしいコースです。

チェックインを済ませて日本語が堪能なフィリピン人風の係員と暫し雑談。

11年ぶりにこのコースに来たことを告げると、「モキハナはもう再開されないと思うけど、キエレは綺麗に整備されているので楽しんで下さい」とのこと。

確かに前回プレーした時コース内のメンテナンスが悪く寂れている印象がありましたが、

マリオットゴルフがマネジメントを受け持ちコースコンディションが向上、コース内も汚い所がなくなりグレードアップ。

OUTがマウカ、INがモアナという名称になり、コース改修でホール形状も所々変っていて大変楽しむことが出来ました。

印象的なホールは、自然の地形を活かしプレーヤーの勇気と技量を試すマウカ5番谷越えのパー3と6番のティーショットが谷越えになるパー5。

そして、モアナの4番から7番まで続くシーサイドホールはハワイのコースで1、2の絶景、息を飲む美しさで思い出に残るでしょう。

シグネチャーホールの5番海越えのパー3で私は右に引っ掛けてラフに行きボギー、妻は見事ワンオンでしたが3パットボギー。

岡本綾子プロがワンオンしたことで有名な7番パー4は2人打ち上げのティーショットがパーフェクトでフェアウェイ右サイドに飛び出し、

落下地点に行ってみると共にグリーン手前30Y、妻はアプローチも上手く寄せてバーディーでしたが私は残念ながら寄らず入らずのパー。

スコアは私46・47、妻は44・44で私的にはかなり不満が残りますが、妻が上機嫌なので良しとしましょう。

ハワイでのニクラス設計は4コース。

ここの他は、チャンピオンズツアー開幕戦の開催コースハワイ島フアラライゴルフクラブ・ジャックニクラスシグネチャーコース、

ビル・ゲイツが結婚式を挙げた絶景コースのラナイ島チャレンジアットマネレ、そして完全プライベートで限られた人しかプレー出来ませんが

ハワイNO.1コースの呼び声高いハワイ島のクラブアットホクリア。どこも考えただけでワクワクする素晴らしいコースです。

前回このコースでプレーをした時にジョイントして頂いた私より10歳くらい年上の日本人紳士、

とてもゴルフがお上手でゴルフダイジェストマガジンの世界トップ10のコースを制覇されているそうですが、

世界中の有名コースを巡ってハワイの素晴らしさを再認識しまた戻ってきたそうです。

そのことを聴き我々はハワイゴルフをより好きになり、敬意を称して出来るだけ多くのコースをプレーしたいと思うようになりました。

 

 

プレー後、日本食が食べたくなりネットで調べてコースの近くにある葉村サイミンへ。

日本語の看板、店内も日本の街道沿いにある定食屋のような懐かしい雰囲気で期待出来そうです。

今まで食べる機会がなくハワイでの初サイミン、ワンタンやシュリンプのサイミンがありましたが無難なレギュラーサイミンを2つ注文。

素朴な落ち着く日本風のスープと縮れ麺、ハムと刻みネギのシンプルな具材ですがとても美味しい。

日系の方が多いハワイなら探せば至る所に美味しい日本食のお店がたくさんあるのでしょう。

満足の食事とプリンスヴィルにはないピーカンの青空に気を良くして、せっかくだからとポイプビーチまでドライブ。

メインストリートの50号カウムアリイハイウェイを西へしばらく進み520号に入ってツリートンネルを抜けひたすら南下。

昔製糖工場があり古い街並みが残る観光地のオールドコロアタウンのクランクを曲がりくねりポイプロードへ。

海岸線に沿って走る洗練された道には多くのリゾートホテルが建ち並び、プリンスヴィルとは違うアメリカらしい明るい雰囲気が漂います。

ビーチ前にあるブレネッキーズの駐車場に車を停めて、売店でシェーブアイスを買ってビーチへ。

この店はビーチを眺めながらのシーフードが楽しめ、シーラをプリントしたお洒落なTシャツを販売しているのでお薦めです。

まずはビーチの名物になっているハワイアンモンクシールを探しに、以前見たスポットへ行ってみましたが残念ながら遭遇できず。

その代わりプリンスヴィルでは見られなかったニワトリ達があちこちをウロウロ、これが私の知っているカウアイなのでちょっと嬉しい気分。

ベンチに腰掛けて次回のカウアイでは何をしようかなと考えながら、しばらくポイプらしい強い日差しに煌めく海とスカッとする快晴の青空を眺めました。

プリンスヴィルに戻るとこちらも多少曇りがちですがまずまずの青空、幸運にもラストチャンスを活かせそうです。

さっそく行ってみるとパーフェクトではありませんが、雲の合間から少し太陽が現れ色付く大空の素晴らしい夕景を見ることが出来て良かった。

ハワイの各島ではそれぞれ印象的なサンセットが見られますが、カウアイならバリハイに沈むこの光景が一番ではないでしょうか。

 

 

 

 素晴らしいカウアイ