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 素晴らしいカウアイ

 

カウアイ最終日の朝も5時に起床、昨日同様綺麗に澄み渡った青空です。

妻を起こして8番グリーン脇で完璧なサンライズを鑑賞。マウイ行の便は昼過ぎ、ゴルフをしないのでのんびりプリンスヴィルで過ごせます。

荷造りを済ませてから、予定通り朝の清々しい海岸線の道をぶらっと歩いてセントレジスのマカナテラスへ。

通されたのはオープンテラスの一番端、テーブルからはパノラマ状に広がる雄大なバリハイが一望出来て夢の中にいるような景色です。

少し冷っとする心地良いそよ風が肌を包み込む中での高級ホテルらしい美味しい朝食、幸福感に浸れ最高に贅沢な時間が過ごせました。

時の流れでホテル名は変わって館内はリノベーションされますが、思い出の景色は永久に変わりません。

次回カウアイに来るのは5年後あたりになりますが、ハワイ随一だと思うこの場所の景色を楽しみにしてガーデンアイランド・カウアイを離れました。

 

 

 カウアイの観光

 

カウアイでは欠くことが出来ないお薦めの観光が2つ、ナパリコーストクルーズとワイメアキャニオンへのドライブがあります。

ナパリコーストはカウアイ島ノースショアに広がる有名な大渓谷、人を寄せ付けない連なる27kmの巨大な崖は圧倒される自然の造形美です。

もちろん車が通れる道はなくここを楽しむのには数日かけて険しい道を歩くトレイルがありますが、

普通の観光客はヘリか船での鑑賞がポピュラーです。

2003年2月に我々はサウスショアのポートアレン港から出航するサンセットクルーズを体験。

ネットで調べるとナパリコーストクルーズのツアーは数多くあり過ぎて逆に悩むくらい。日本の会社が主催するツアーはなく、

いろいろ比較して料金が安く評判も悪くないホロホロチャーターズの、まだ未体験だった船上からのサンセットが見られるプランを選びました。

15時に出港なのでその前にサウスショアの観光地巡りでもと、昼食がてらにまずはポイプビーチでハワイアンモンクシール見学。

それほど頻繁には遭遇出来ないようですが、西側の砂浜へ歩いて行くと黄色いロープが張られていて人だかりが。

見ると親子でのんびりと戯れていて、あくびをしたり鳴いたりくしゃみをしたり2回転してみたりと子供の仕草が愛くるしく顔がゆるみます。

続いてポイプの近くにある潮吹き岩に立ち寄りましたが、評判とは違って潮の吹き出しがあまり豪快ではなくイマイチ。

でも、駐車場に10店ほど並ぶ露店には高級アクセサリーで有名なニイハウシェルが無造作に陳列されていて初めて見ることができました。

そういえばここの対岸はロビンソン家の個人所有で、昔ながらの伝統的な暮らしを営む200人足らずの島民がいる神秘の島ニイハウ島。

一般人の立ち入りは厳しく制限されていますが、近年ヘリやクルーズで上陸できるツアーがあるのでいつか参加したいと思っています。

ニイハウシェルはニイハウ島でしか採れないピンク系の綺麗な貝殻でそれをネックレスにしたものが1500ドル、

島民の大事な収入源になっているそうです。

そして、ポートアレン港の近くにあるレトロなプランテーション様式の建物が今でも多く残るハナぺぺの町へ。

中心街の短い沿道にはアートギャラリーや土産物のショップなどが点在していますが、

ハリケーンイニキの被害から復旧が遅れているそうで観光客が少なく寂しい雰囲気でした。

30分前にツアーオフィスに到着。続々と参加者が集まって来ますが我々のツアーには日本人観光客の姿はなし。

船上でのガイドは英語、クルーのアメリカンジョークに喜ぶ客のオーバー過ぎるリアクションが外国での観光らしく見ていて楽しい。

冬場なのでザトウクジラも見られるチャンスがありますが残念ながら現れず、しかしイルカの群れに遭遇し大歓声が沸きあがる。

船はいよいよ濃い緑が茂り険しい断崖が壁の様に連なるエリアに近づき停泊、

眼下に広がる大自然の圧倒される大パノラマは実に美しく神々しい雰囲気で呆然としてしまう。

ハワイ語でナ・パリは絶壁、長い時間をかけて隆起し激しい雨風により浸食されて出来た奇跡的な雄姿です。

渓谷に落ちる滝も見られいつまで眺めていても飽きない絶景に皆が大満足の表情。

人が出現する前の太古の地球をあちこちで感じられるハワイに来ると、日頃は意識しない自然と人間の関係を考えさせられます。

どんなに文明が発達しても自然との調和を図り、動植物が生息している貴重な環境を守らなければいけないということを。

ナパリコーストを存分に堪能し、船内で軽食とドリンクのサービスを楽しみながらサンセットを待ちます。

海に沈む太陽が一瞬緑色に輝くグリーンフラッシュという現象があり、それを見られると幸せになれるというハワイの言い伝えがあります。

太陽光はプリズムにより屈折し普通は波長の長い赤色だけ見えますが、稀に空気が住んだ場所だと波長の短い緑色が見られるという原理です。

この日は水平線の雲がとれずにグリーンフラッシュは見れませんでしたが船上から見たサンセットは格別の美しさでした。

 

 

もうひとつのお薦めワイメアキャニオンへのドライブは2008年12月に体験。ここは太平洋のグランドキャニオンと呼ばれていて、

展望台からは長さ22km、幅2km、深さ1000mの浸食された赤褐色の岩肌や深い渓谷が広がる絶景が見られます。

午後はポイプの高台にあるキアフナゴルフクラブでプレーなので、まだ夜明け前の6時に宿泊先のカパアを出発。

50号カムルアリイドライブをひたすら西へ進むとワイメア市街地に入り550号のワイメアキャニオンドライブへ。

カパアでは曇り空でしたがこちらに来ると小雨、所々が急こう配のあまり良くない道なので慎重に車を走らせ2時間で展望台に到着。

半袖短パンのゴルフウエアでウインドブレーカーを着てもかなりの寒さ、標高が1000mで朝早く風もあるので気温は10度ないでしょう。

車内でしばらく待機していると雨が止み展望台へ、圧倒される壮大な大パノラマが広がり寒さも吹き飛ぶ感動の景色でした。

さらに先にあるカララウ展望台へ、こちらからはナパリコーストを側面から見られる絶景ですが青空ならもっと素晴らしいのでしょう。

そして車で行ける終点のプウオキラ展望台に行きましたがこちらは濃霧の為絶景は拝めず。

体が心底冷えてコケエロッジで温かいコーヒーを飲もうと思い立ち寄りましたが、まだ朝早すぎてクローズ。

ワイメア市街でコーヒーを買っても良かったのですが我慢して、1時間車を飛ばしハナぺぺの先にあるカウアイコーヒーへ。

ハワイでコーヒーと言えばコナコーヒーで有名なハワイ島を連想しますが、実はカウアイ島のこの農場が全米一の広さと収穫量だそうです。

さっそく試飲コーナーで温かいコーヒーを頂き、お礼にギフトショップでコーヒーとTシャツを購入。

ミュージアムやコーヒー農園を見学出来て、多くの種類の珍しいコーヒーも売っているのでここも立ち寄りたいお薦めのスポットです。

 

 

 

 

 

 カウアイのゴルフ

 

カウアイには他に4つの18ホールを有するゴルフコースがあります。まずはカウアイを代表する有名コースのポイプベイゴルフコース。

晴天率の高いポイプにあり高級ホテルのハイアットリージェンシーカウアイに隣接、

海岸線に沿って展開されているコースはロバートトレントジョーンズジュニア設計の豪快なコースレイアウト。

ハワイのペブルビーチと呼ばれていて、息をのむ絶景ホールを味わえる素晴らしいコースです。

その年US-PGAのメジャーを制した4人のチャンピオン達が競うPGAグランドスラムゴルフを1994年から2006年まで13年間開催。

ハワイらしい眩しい青空と煌めく海が鮮烈なコースで、豪快なショットを繰り返しここで7勝したタイガーの有志を毎年TVで見てずっと憧れていました。

初カウアイの2003年に早速プレー、クラブハウスへ向かうアプローチには歴代の出場選手の写真が飾られ、

豪華なクラブハウスの壁面には大会結果のスコアボードがあり気分を盛り上げます。

リゾートコースだけありコース内は良く整備されていてホール脇には花や木が綺麗に植えられコースコンディションはもちろん最高、

ポイプベイから吹く温かい海風が吹き池や海が見えるホールが多く景色を楽しみながらのプレーは爽快です。

特に海岸線に沿ってレイアウトされた15番打ち下ろしのパー4と16番左ドッグのパー4は圧巻の光景で思い出に残るでしょう。

プレー後はクラブハウスレストランで18番グリーンを眺めながらの食事、リラックスして楽しそうなプレーヤーの笑顔を見るのは良いものです。

プレー費は高いですがカウアイ島に来たらここでのプレーはマスト、カウアイゴルフチャレンジというお得なパッケージチケットが販売されていて、

こことプリンスヴィル・プリンスコース、マカイゴルフクラブ、カウアイラグーンズゴルフクラブ、プアケアゴルフコースの5コースの中から

3コースをチョイスして割安でプレーが出来ますのでお薦めです。

 

 

続いてポイプベイを見下ろす丘陵地にあるパブリックコースのキアフナゴルフクラブ。

こちらもロバートトレントジョーンズジュニア設計、コースは全体的にフラットで池やクリーク、溶岩ハザードを効果的に配置し難易度を高めています。

特筆すべきはグリーンの速さ、たぶんハワイのコースではNO.1の超高速グリーンで痺れますがコンディションが良いので楽しめます。

2008年にプレー、パブリックなのでプレー費はただでさえ安めですがGOLF NOWで12時半スタートの30%ディスカウントを見つけて即予約。

年末の休日でコースは地元ロコらしいカジュアルなスタイルのプレーヤーが多く、開放感のあるレストランでは一杯やりながら人々が雑談。

きちっとしたスタッフが取り仕切るリゾートコースも良いですが、地元の社交場になっているノンビリとした雰囲気のパブリックは肌に合います。

攻略しがいのあるコースを悪戦奮闘し18番ホールのティーインググラウンドに辿り着くと、ポイプの美しい海が全面に広がり暫し休憩。

ハワイゴルフの醍醐味を手軽に味わえるこのコースはお気に入りになりました。

リフェの市街地からすぐ近くの所にあるパブリックコースのプアケアゴルフコースも2008年にプレー。

ハワイ島の高級リゾートにある海越えパー3で有名なマウナラニ・サウスコースなど、ハワイで10コースを手掛けているロビンネルソン設計のコース。

カウアイらしい山々がコースを取り囲み渓谷の中に展開するレイアウトは、高低差があり谷越えやクリーク、6つの池も効いていてとても戦略的です。

印象に残るホールは6番の急激な打ち下ろしのパー3、グリーン手前が池で奥がブッシュの難ホールはかなりのプレッシャーで勇気が試されます。

このコースは日本の山岳コースに似ていて、全体的にフェアウェイが狭くハザードが多いのでショットが曲がる人は辛いゴルフになってしまうでしょう。

もうひとつは2010年に開場したポイプの西エリアにあるプライベートコースのククイウラゴルフコース。

高級分譲コミュニティの中心部にあるゴルフコースでトムワイスコフ設計、シーサイドコースでどこからでも海が見える絶好のロケーションだそうです。

ここではメンバーと同伴者以外はプレーが出来ませんので我々はまだプレーをしていません。

近年ハワイ島のコハラコーストにこのような高級分譲地と一体になったプライベートコースが数ヶ所出来て、

この流れがカウアイ島にも及んだことはハワイでのプレーを楽しみにしているゴルファーにとって寂しい流れです。

 

 

 

 いよいよマウイへ